君は君を許せない

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水野をにのちゃんが、鶴岡をおおくらくんが演じます。
クランクアップし、雑誌の露出も多くなってきたわけですが
結構ふたり同じシーン多いみたいなんですね。
性格的に似てるふたりなのですごく興味深い。
もともとにのみやかずなりというひとは諦念の塊だと思っていて。
人一倍アイドルでいようとしてるし、そういう言動もするけど
それもすべて諦念の上での結果のように見える。
一種の強迫観念に近いのかな。
わりと他のメンバーがアイドルでいようとしていないというか
ナチュラルだからか、その部分が浮き出てるようにも見えて。
もちろん他のメンバーだってパブリックな部分はあるでしょうし、
アイドルぽくなさっていうのが求められている部分でもある。
(本人たちの資質がいちばん大きいとは思いますけど)
そういう既成のアイドルという枠組みからやや外れたところにいながら
アイドルでいようとしてるのがなんだか興味深いんですよね。
皮肉っぽいのもそういうものに対しての諦めからなのかな、と。


以前、にのちゃんが情熱大陸かなんかで
「男の子にバカにされながらアイドルという仕事をするのはおもしろい」
というようなニュアンスのことを言っていたんですね。
アイドルってだけでバカにされがちだけど、その中でどう動くのか。
硫黄島からの手紙のときも「僕はアイドルだ」と言いきっていた。
俳優じゃなくてアイドルだと。
その一連の発言の真意なんて計れないけれど、
彼の根本にあるものなのは間違いないと思うんです。




おおくらくんも人一倍アイドルというものにしがみついてる印象がある。
自分から応募したっていうのも大きいのかもしれない。
でも、どこか諦念が渦巻いているように見える。
自分の魅力を自身がいちばん理解していて行動に移せる人だし
すごく冷静に客観的に自分を見ることができるひと。
だからこそアイドルでいようとしてるように感じるんです。
母体のエイトがアイドルっぽさ、じゃにーずっぽさから
少し距離を置いたところにある中で、イメージ通りのアイドルでいる。
その、ちいさな違和感。
どうにかしてアイドルでいようとしているように見えて仕方がない。
ださいって言葉に対してすごく強いコンプレックスがある気がするの。
昔の自分を恨んでるようなフシがあるのが気になる。
(個人的にはイモっぽいおおくらくん、すごい好きなんだけど笑)
きれいな顔立ちだし、くさいセリフ言うようなひとだけど
本人の資質的には絶対にモテないタイプなんですね。断言するよ!
だからこそアイドルというものにしがみついてるのかな、と。
モテたい!キャーキャー言われたい!って欲求が強いと思うの。
そういう感情が表に出ないだけで。むっつりだし。



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はーなんだかんだ言ってきましたけど、要は映画楽しみ!ってことです!
だってさ、だってさ、おおくらくんが
「この大奥において必要なのは美しい顔とそつのない処世術。
ハッ、そなたより私のほうがずっとずっと美しいわ!!!」(要約)
ってにのみやにむかって言うんだよ!?!?!?!?
そんなの期待するなって方がオカシイでしょ?
静かに嫉妬の炎を燃やすおおくらくんとかクラクラする…
はー早くこいこい10月1日。
亮ちゃんのちょんまげぷりんも楽しみです!