限られた愛と時間を両手に抱きしめる

インタビューズが来年1月でサービス終了とのことですので、残しておきたい回答をこちらに。長文多めですので、たたみます。
(※原文ママではなく、多少修正している箇所があります)
■なぜジャニーズが好きですか?ジャニーズのよさとは何だと思いますか?
興味深い質問ですね。きっと「いびつ」だからなんだと思います。キラキラした表面の下に隠した欠落に気付いて、興味本位でその穴を覗き込んでいたらいつの間にかその穴に落ちていた。でも、なかなか湖底に辿り着かなくて、気が付いたら奥深くまで来ていたというか。ジャニーズの子たちは多くの人がそうであるように完璧なんかじゃない。ごくふつうの男の子がいつしかプロであるということを自覚し、アイドルというものを演じている。彼らが生来持ち合わせた気質とアイドルとしてのパブリシティの間に生まれるいびつさに夢を見ているんでしょう。その永遠に終わらない答え合わせが楽しくて、じゃにおたをやっいるんだと思います。
これは余談ですが、やまぴーや櫻井、赤西といった天才肌のひとたちは欠落も大きくて、欠落が大きいほどその穴に埋まるファンタジーも大きくなる。それが彼らのアイドル性に多大な影響を与えているんだと思っています。
話が逸れましたが、あとはやっぱり成長を見守る楽しさですね。手越さんみたいにあんなイモっぽくてDT臭しかしなかった子が、ああも変わると何があったのか探りたくなるじゃないですか…!10代なんて見るたびに変わっていくし。ふつうの男の子がプロとして自覚していく過程で生まれるいびつさ。それを好き勝手に妄想するのがわたしのジャニーズの面白がり方です。


■淳太くんのイメージソングを教えてください!

椿屋四重奏「陽炎」
淳太くんは昔のダサかった自分を恨んでるようなフシがある気がするんです。淳太くんのアイドル性は生まれ持ったものではなくて、彼の努力の上に成り立っていると思っています。努力型の亀梨タイプであり、天才肌の赤西にはなれない。そういう憧れと現実の狭間で揺れる様と過剰に演じてしまう部分がこの曲はもとより、中田裕二という人と重なりました。コンプレックスと理想が互いに主張しすぎて消化不良を起こしてるイメージ。

チャットモンチー「恋愛スピリッツ」
上記の過剰に演じてしまう部分と元々の女々しさが化学反応を起こしてあの重たい恋愛観と嫉妬深さが生まれたんだと思います。女の狂ったそれと淳太くんのそれは同じ…


■ジャニーズ(全ユニ対象)が歌うカバーアルバムをプロデュースすることになりました。誰にどんな曲を歌って欲しいですか。曲順も考えてください。曲数は自由です。
すごく欲望まみれの選曲かつ人選です。1枚目はユニットごちゃまぜなんですが、2枚目はすばるくんに歌ってほしい曲がありすぎて単独にしました。おまけディスク的な…

★DISC1
1.中丸雄一&増田貴久「MAYBE」(group_inou)
cpの歌詞を増田さんに歌わせたかっただけです…すいません。ゆっちはボイパね。ゆっちが今井みたいなMCしたら最高だし惚れるわ。飛び道具は1曲目。

2.中間淳太「MAGIC」(MEG)
とにかく淳太くんにヤスタカの曲を歌わせたい。声を加工したらおもしろそうだし、こういう歌詞を歌ってほしいなーと。あとはこのPVありきです☆

3.薮宏太&中島裕翔「ビビデバビデブー」(the chef cooks me
カバーなんですけど、これが最高にかっこよくてかわいいのでやぶゆとでやってほしい!流れ星職人やぶちゃんと銀河の王子様ゆうとくんが「ビビデバビデブー♪」って魔法をかけたら世界は平和になるよね☆彡

4.大野智「愛し愛されて生きるのさ」(小沢健二)
大野さんに小沢健二歌ってほしいってだけですホント。この曲はいちばんすきなので。

5.神山智洋「GIRL FRIEND」(Base Ball Bear
神ちゃんは初期ベボベのにおいがするな、と思ってまして。中でもこの曲が特に神ちゃんっぽいかな、と。ガールフレンドって言わせたいだけってのもありますが。

6.丸山隆平「ジムアンドフリーキー」(NANANINE
これ、ぜったいにいいと思うの!だいすきなバンドのだいすきな曲です。大山田でやってくれたら本望ですね。もう1本のギターはにしきどさんで。

7.加藤成亮「Baffalo Dance」(a flood of circle
しげあきの声質的に似合うかなって。あのざらざらした声でそのまんま歌えばいい。うまく歌おうとせず、ぶっきらぼうに歌ったら雰囲気が出ると思う。

8.岡本健一&圭人「ONE AFTER 909」(THE BEATLES)
トライセラがカバーしたやつがすっごいかっこよかったので、原曲ではなくそのカバーのイメージです。想像だけで死ねる。メインボーカルは圭人で!パーカッションを裕翔くんがやれば完璧じゃね?

9.安田章大「お父さんはネイティブアメリカン」(スカンク兄弟)
やすくんこの曲にあうよ!ハスキーでちょっとざらついた声なのがいい。ちなみにこのバンドのドラムは料理研究家のケンタロウさんです(この人もだいすき)

10.出てきた人みんなで「雨上がりの夜空に」(RCサクセション
アラバキという仙台のフェスで見た出演者みんなでこの歌を歌った光景が今も忘れられません。忌野清志郎というロックスターを見た(わたしにとって)最後のステージ。すごく楽しくて、すごく幸せな時間だったから最後の曲はこれって決めてました。

★すばるディスク

1.ハナノユメ(チャットモンチー
すばるくんが女性ボーカルもの歌うなら断然チャットモンチー推しなんですが、中でもこの曲の歌詞のかんじがすばるくんぽくていいなあと。

2.浴室(椎名林檎
ライブバージョンがえらいかっこいいのでこのままやればいいと思う。包丁は持たなくていいけど!

3.わかれうた(中島みゆき
これはきまずいでお願いしたいですね。平井堅スピッツのマサムネさんがやったカバーみたいなかんじでしんしんと。

4.指先(GRAPEVINE)
ライブ映像を見てください。それで全部わかります。

5.世界の終わり(thee michelle gun elephant)
問答無用のかっこよさだと思う。


■好きなジャニーズのタレントさんに歌ってほしい曲はなんですか?(ジャニーズでもジャニーズじゃなくても可)タレントさんの名前と曲名、その曲を歌ってるグループまたは名前を併せてお願いします。複数回答可。
お淳と重岡くんでテクノポップアイドルユニットを組んでほしいんです!中田ヤスタカプロデュースで!ふたりとも特徴的な声をしているし、声が細めなので、ああいうエレクトロ系が似合うと常々思っているんですよ。声にエフェクトをかけて、匿名性の強いアンドロイド的アイドル。キラッキラしてるんだけど、シンセベースばきばきの音にのせて、意味のない言葉の羅列を歌ってほしい。その中にときどき容赦のない、辛辣な言葉を紛れ込ませてきたらなおいいですね。PerfumeというよりはきゃりーぱむぱむやMEGみたいな感じ。特にMEGの「MAGIC」はこの二人に歌ってほしい曲なんですよね。「イケナイコトカイ」でもいいし、「つけまつける」とか歌ったらとても可愛くておもしろいと思ってます。『スキすぎてキレそう』って重岡くんにあの声で言わせたい。
あと、sexy zoneの下3人には是非、Perfumeの「edge」を。あの無機質な感じが最高に似合うと思う。『誰だっていつかは死んでしまうでしょう? だったらその前に私のいちばん堅くて尖った部分をぶつけて死ぬわ』って勝利くんに言わせたいだけですけど。悪趣味ですね。


■お好きなジャニーズを1人雑誌に載せられるとしたら、どんな雑誌でどんな特集を組みたいですか?
月刊岡本健一をどうかひとつ!!!カメラマンは笠井爾示さんでお願いします!!!(鼻息)
夜の新宿とか六本木とか、そういうビル群の中に佇んでいてほしいですね。誰もいない交差点の真ん中にしゃがみこんで煙草をふかしている姿を想像しただけで倒れそうです><それか、ベトナムとかタイのようなアジア圏の雑多な町の中でふらふら、物凄い違和感を放っていてほしい。モノクロ写真で、むせかえるほどの色気を浴びせてきてほしい。はい、月刊綾野剛に影響されてます!それか部屋の中でギターをつま弾いたり、ゆったりした穏やかな表情でもいいですね。友情出演は圭人及びじゃんぷメン。なにそれかわいい!
もちろん、メイキングDVDも抜かりなくつけてほしいですね!!!5冊は絶対に買うよ!!!


■好きな作曲家さん、作詞家さんはいますか?
まずは、作曲家の方ですが、馬飼野先生は神様です!!!!
ジャニオタのツボをよくわかっていらっしゃいますし、ほんといつもありがとうございます!!というのはみなさんと同じ気持ちです。「NYC」最強だし、「蒼い季節」昂ぶるし。あと好きだなって思う曲はだいたい林田健司さん、BOUNCEBACKさん、宮崎歩さん、ヒロイズムさんあたりです。林田さんの曲はスキすぎてスキでスキだから一時期スコアおこしとかやりましたね…挫折したけど。
あと、ノーナ郷太くん、堂島孝平くんがジャニーズに提供する曲は間違いねえなって思ってます。郷太くんの「Sexy Honey Bunny」は言わずもがな、堂島くんの「Misty」、「カナシミブルー」、「永遠のBloods」…と名曲揃いです。どつよさんのソロですが「黒い朝、白い夜」もいいですね。私はもともと堂島くんが好きで、そこからキンキのコンサート行きました。Hツアーの東京ドームが初めてのじゃにコンでした。しかも光一さんのお誕生日。ポポロでどつよさんと堂島くんが対談してたのも買ったよ。初ドル誌だよ。じゃにおたの芽生えです。

そして作詞家ですが、薮宏太くんの話をしようと思います。
彼の言葉選びや置き方のセンスは目を見張るものがあると思うのです。中でも「SCORE」の端々に見られるその才能に脱帽しました。

目の前の五本線
合わさることはないけど
いつでもとなりで僕も奏でるよ

あの5人は平行線のまま決して交わることはないけど、同じ方向を向いている。その関係性を五線譜になぞらえるという発想に唸りました。これ以上的確なたとえはないのではないかとさえ思ってしまった。それに加え、言葉をほとんど装飾していないんですよね。ストレートすぎるくらいストレート。”アイドルらしさ”から遠いところに身を置きたくなりそうなものなのに、こちらの幻想を壊すようなことを一切していないんです。一貫して、あくまでも“アイドル”として詞を書いているのがとても興味深い。そのスタンスが顕著に出ているのが「スクール革命」の歌詞だと思っています。

http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND70891/index.html

一部抜粋しようかと思ったのですが、全文を見ていただいたほうが伝わると思ったので、こちらのサイトをご参照下さい。薮くんの鬼才っぷりを実感していただけると思います。「まだまだ未熟なシックスティーン」とか、「ボクの絵はピカソを超える」とか、名フレーズ満載です!まじ鬼才!その才能が遺憾なく発揮された「Dreamer」に私は泣かされました。

http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND96357/index.html

こちらも全文見てほしいのでリンク先参照で。キラキラしたきれいなものだけを詰め込んだ、若いHey!Say!JUMPにしか歌えない名曲だと思います。ファーストアルバムの1曲目、その歌い出しに「Smile」という言葉を置いた薮くんに拍手。壮大でドラマチックな曲展開とサマリーでの色とりどりの紙吹雪が舞う演出が相まって、初めて生で聞いたとき思わず号泣してしまいました…
まあ、それはいいとして、この曲を聞くと薮くんの置かれてきた立場というものを考えます。事務所に入った直後からずっとセンターを張ってきた「0番」のひと。Jr.のお兄ちゃんたちの弟のように可愛がられていて、実生活でも末っ子の薮くんがいきなり据えられたグループの最年長というポジションは彼に大きな影響を与えた気がしてなりません。山田くんや優馬くんに向けられる目線に含まれる一端をこの曲に見ている私はひとりよがりが過ぎると思います。ほんとに。
回答していて気付きましたが、「作曲:BOUNCEBACK、作詞:薮宏太」の組み合わせがいちばん好きみたいです。挙げた曲全部この組み合わせやがな…!

■お好きなシンメ、もしくはコンビがありましたら教えてください。

私はシンメ厨の関係性モエ属性なので、大好物です。「2人」という、ユニットの最小単位。なんでこんなにモエるのでしょうか。

☆BAD
言わずもがな。2人が並んでる姿を見てるだけでグッとくるくらい好き。何かもが真逆で、ちゃんとビジネスライクなとこがあって、必要以上に踏み込まない。自分にチャンスが来たらお互いのことなんて置き去りにするだろうし、自分は自分って割りきってるところが好きなんです。でも、それでいいと思っているくせに「アメフリレインボウ」の最後、顔を見合わせてハモるところを見るたびにこれがずっと続けばいいのになって思ってしまう。あの2人の間に誰も入ってほしくないって思ってしまう。わがままですね。

☆やぶひか
これも何も言うことはない…!薮くんの隣には光がいてほしいし、光の隣には薮くんがいてほしい。他の誰かじゃダメなんです。ジャニーズのシンメ制度に金一封を贈りたいほど、この2人を引き合わせてくれてありがとうって思ってる。ちびやぶひかのエピソードはどれも涙が出るほど可愛いです…

☆ひなちゃんとおおくらくん
天下の分け目のイワタケしかり、MAPの静岡ロケといい、この2人のコンビが異常に好きです。いつも以上に甘ったれてる大倉が見られるからかな。ひなちゃん相手だとホント末っ子力大爆発だよね。ひなちゃんもひなちゃんで大倉に甘いし。しっかり者のお兄ちゃんと甘ったれな弟って構図が好きなだけ?あと、この二人だと食べっぷりがいいので「いっぱい食べる君が好き!」な私にはたまりません。

☆まるちゃんとおおくらくん
リズム隊。これ、私の中では説明がつかないんだけど、もうあの絶妙な空気感にいつもやられてる。何がいいとかじゃなくて、2人でいるときの何とも言えないあの感じ!悶絶する!

☆テゴシゲ 
にゅすの最年少ふたり。すべてが真逆のベクトルを向いていて、でも育ってきた環境はどこか似ている。1人っ子同士、何かわかりあえるのかもしれない。シゲアキが作ったカルボナーラを食べながら2人でハタチのお祝いをしたっていうエピソードが好きすぎる。

他にも嵐の末ズとか山っことかろばまるとかゆごほくとかゆとやまとかゆとけととかいっぱい好きなんだけど、キリがないから特に好きなコンビ5つ挙げてみました!


■教室の席順で自分の周りの理想のメンツとそこから巻き起こるエピソードをひとつ
本気で回答したいと思います。 

北斗くん   阿部くん  孝良さん
しょーき    自分   みゅーと
萩ちゃん   宮ちゃん  ヒロキ

よく晴れたうららかな陽気のある日、わたしが授業中に北斗くんと孝良さんの横顔を、阿部くんの背中を眺めてウットリしていると「真面目に授業聞け!」と、宮ちゃんから椅子を蹴られます。それを見たひろみゅが「バカだー」ってゲラゲラ笑っている中、萩ちゃんは何も言いませんが、明らかに呆れた顔をしています。
憤慨したわたしは隣でヘラヘラ笑ってるしょーきに「笑ってるんじゃないよ!」って八つ当たりで消しゴムを投げると、しょーきは「なんで俺だけ!?」って情けない顔をするから、みんなで笑っていると先生に「うるせーぞそこ!」って怒られるのがいつものパターンです。
また、翌日遅刻してくると阿部くんに「そろそろ出席日数やばいんじゃない? 卒業できなくなっちゃうからちゃんと来なきゃダメだよ」って優しく諭され、宮ちゃんには「遅刻多すぎなんだよバカ」と言葉悪く心配されます。宮ちゃんったらツンデレ! そのあと、ヒロキと阿部くんのノートを写させてもらっていると、ふらりと孝良さん登場。ニコニコと昨日の出来事を話してくれます。よっリア充! その隣では北斗くん萩ちゃんしょーきがきゃっきゃしています。みゅーとは他のクラスの子からの呼び出し中。モテる男は違うね! それぞれにうだうだ過ごしているとチャイムが鳴り、みんな次の授業の準備に取り掛かり始めるとそのうち先生がやってきます。そして最初に戻るのです。
数日後、珍しく遅刻せずにやってきたわたしに対し、ひろみゅ宮ちゃんしょーきは「…雨が降る!」などとぎゃーぎゃー言いますが、阿部くんと孝良さんは「えらいえらい」って頭なでてくれて、萩ちゃんは「甘やかしすぎじゃ…」ってたしなめてくれます。北斗くんは無邪気に「髪の毛はねてるよー」ってニコニコ恥ずかしいことを指摘してくれます。以上、夢のスクールデイズでした。


■推しが連ドラで主役を張るときの相手役をA●B48から選ぶとしたらだれがいいですか?推しの名前とA●Bの女の子の名前を両方教えてください。

バカレアでの北斗くんとぱるるの組み合わせは可愛すぎて興奮しました。ものすごい興奮して、映画の公開時には鑑賞しながら抱きかかえていたパンフレットをぐしゃぐしゃにしてしまい、もう1冊買うハメになりました。それぐらい可愛いしかないカップルでした。あの身長差がたまらん!!!本当に付き合えばいいのに、ってあの時期ずっと言っていた気がする。なので、ぱるるは抜きにして考えますね。
わたしの個人的な願望なんですが、北斗くんにはちょっとおバカな役をやってほしいんです。バカレアの哲也しかり、黒の女教師のトシオしかり、影のある少年役ばかりでちょっと飽きがくる。普段の北斗くんは騒がしいタイプみたいなので、そういう素っぽいところを出せる役がいいなあって思うんです。なのでドラマ「Stand Up!!」のような思春期の男の子特有のばかばかしさやキラキラ感と、ちょっとのセンチメンタルをないまぜにしたようなドラマでわーわー言っている北斗くんが見たいんですよ。簡単に言うと漫画の「BOYS BE…」のジャニーズ版が見たい。
そこで、です。前置きが長くなりましたが、そういうドラマの中でチームKに所属する“あーみん”こと、前田亜美ちゃんとラブコメをやってほしい!あーみんも95年生まれだし!すたんだっぷで言うところの鈴木杏ちゃん的ポジションです。
 
北斗くん(18)は未だ彼女がいたことがなく、「あーヤリてー!!」とか言いながら悶々とした青春を過ごしています。あーみんのことは嫌いじゃないけど、恋愛対象にはならないって思いこんでいて、周りのDT仲間に「えっおまえの幼なじみかわいいじゃん!」って言われても「どこが!あんなブス」と暴言を吐く日々でした。でも夏のある日、自分の知らない男の子と仲睦まじく歩いているポニーテールのあーみんを目撃し、ちょっとドキッ。「いつもと違うじゃん…」と、あーみんが“オンナノコ”であることを自覚します。 
その後、北斗くんはその男の子とあーみんの距離がどんどん近づいていっていることにヤキモキしていましたが、ついにあーみんが男の子から告白されます。あーみんはずっと北斗くんのことが好きなので断るつもりなのですが、どんな反応をするか知りたくて北斗くんに相談します。だけど、あーみんからの相談に動揺した北斗くんはつい強がってしまい、「よかったじゃん、好きなんでしょ?付き合えば?」って突き放しちゃうんですね。バカ!その答えにあーみんは「……うん」と寂しげな顔。「ごめんね、こんな相談して。帰るね」と立ち去ろうとします。その表情を見た瞬間、北斗くんはあーみんのことが「好きだ!」と強烈に自覚するのです。階段を下り、自分の母親に「おじゃましました」と声をかけ、お向かいの自宅へ戻っていくあーみん。このままじゃあーみんは他の男のものになってしまう。そんなの耐えられない!北斗くんは急いであーみんを追いかけます。
自分の家に入ろうとしていたあーみんは今にも泣き出してしまいそうでした。ずっとずっと好きだった幼なじみに自分の気持ちは全く伝わってなかった。それどころか、違う恋を応援されてしまった。こらえきれない涙をぬぐおうとしたそのとき、「亜美!!!!」と、北斗くんに腕を掴まれます。びっくりして振り返るとそこには息を切らした北斗くん。「どうして…」というあーみんに北斗くんは「おれ、やだ!亜美が他の男と付き合うのやっぱりやだ!」と告白。突然の展開にあーみんはこらえていたものが抑えられなくなり、ボロボロと泣き始めます。あーみんの涙に北斗くんオロオロ。「なんでそういうこというの…ずるいよ…」と泣くあーみんに、「…ごめん」と俯く北斗くん。「ほんとごめん。でも、あいつと仲良くしてる亜美を見たらちょう嫉妬した。おれは亜美が好きだよ」と告白し直します。「ばか…」と泣くあーみんをそっと抱きしめる北斗くん。かわいいカップルの誕生です。
 北斗くんが家に戻るとそこにはニヤニヤしたお母さんが待ちかまえていました。「北斗ったらかっこいいじゃない!亜美ちゃんならいつでもお嫁に来てもらっていいからね〜」とどこか嬉しそうなお母さんに「うっせ、ババア」と耳を真っ赤にしながら怒る北斗くんがいましたとさ。おしまい★

ベタだけど、こういう話がいちばんモエる!!!!!
誰がいいかって聞かれただけなのに長々と妄想を語り、失礼いたしました…しかも推しじゃなくてじたんで答えちゃった。めんごっち☆


集英社ナツイチ文庫×AKB48企画のジャニーズ版があったら面白そうだなと思いました。感想文を書かせるなら、どんな本を誰に課題図書として与えますか?
これの電車の中吊り広告を見るたびにうらやましいな〜と思っていたので、はりきって回答させていただきます!ただし、趣味で選んだのでナツイチ文庫のものはひとつもないです…あしからず。

・薮宏太×「プラネタリウムのふたご」(いしいしんじ

http://www.amazon.co.jp/dp/4062755254/

えーとですね、わたしは2010年のサマリーの流れ星職人やぶちゃん、という設定が死ぬほど好きでして。それに加えて彼が本を読む人で、文庫本をズボンのおしりポケットに入れて持ち歩いているというエピソードも死ぬほど好きなんです。だったらもうロマンチックだけど切ない、この話だろと!双子のテンペルとタットルは天真爛漫だけど、どこか暗い影が常につきまとっている。ゆったりとした優しい言葉で紡がれる寓話をやぶくんがどう捉えるのか、ものすごく興味があります。余談ですが、テンペルとタットルをやぶひかでやったら私はスーパーノヴァ起こして宇宙の藻屑になる自信がある。

八乙女光×「袋小路の男」(絲山秋子

http://www.amazon.co.jp/dp/4062758849/

これは絶対に譲れない組み合わせ。絲山さんの描く男の人のずるさとか、ダメなところを内包した寂しさが光には似合う。だけど、本人はこういう部分に対して潔癖なまでに嫌悪感を示しそうな気もする。だからこそどう思うのかが気になる。実は「イッツオンリートーク」と悩んだのですが(これもすごく面白いです!)、より男の人のずるさが出ている気がしたのでこちらの作品にしました。

戸塚祥太×「ハーモニー」(伊藤計劃

http://www.amazon.co.jp/dp/415031019X/

これは単純にとつかさんが好きそうだなって思ったから。SFなんですけど、むちゃくちゃおもしろいです。気持ち悪いまでの健康至上主義な世界と従順にそれを守る人たち。自殺は大罪。そこからはみ出た人間は本当に悪と言えるのか。前作「虐殺器官」のその後の世界が舞台ゆえ、こちらを読んでいないと話がわかりにくいので「虐殺器官」も含めて感想が聞きたい。

・真田佑馬×「阿修羅ガール」(舞城王太郎

http://www.amazon.co.jp/dp/4101186316/

さなぴは舞城とか町田康とか悪趣味なことを勢いだけで突っ切って圧倒するタイプの作家がいいなあと思いまして。町田康の「きれぎれ」と迷いましたが、舞城のほうがさなぴっぽい気がしたのでこれを選んでみました。なぜか。それは舞城作品で読んだことがあるのがこれだけだから!(選んだくせに舞城が苦手という…テヘペロ☆)非常に好き嫌いが別れる作家だと思いますが、ハマる人はハマる感じと早口でまくしたてる感じがさなぴは似合う。そしてこういう話を読んでどう思うのかすごく気になる。

・阿部亮平×「スティル・ライフ」(池澤夏樹

http://www.amazon.co.jp/dp/4122018595/

阿部くんには理路整然とした清冽な文章が似合うと思うので。偏見かもしれませんが、理系の人ってこういう整った話が好きそうなイメージ。無駄のない美しい文章で淡々と紡がれていく大それた犯罪者・佐々井の姿は魅力的の一言に尽きます。きっと阿部くんは佐々井のような人間に強く憧れている部分がある気がして、そのへんを知りたいなあ、と。

中間淳太×「恋愛中毒」(山本文緒

http://www.amazon.co.jp/dp/4041970105/

わたしはいろいろなところでさんざん「お淳はストーカー役をやりなよ!」と言っているのですが、彼の狂気じみた執着心を体現した本だと思っています。本書の中の“私は好きな人の手を強く握りすぎる。相手が痛がっていることにすら気がつかない”というセンテンスがものすごく好きなのですが、これ以上にお淳の偏執的な部分を表した言葉はない気がするんですよね。不器用がゆえに歪んだ形で要求を押し付けてしまう。そしてお淳はそれをあまり自覚していなさそうに見える。だからこそ目を背けたくなってしまうような部分を突きつけて、どういうリアクションをするのかが気になる。
これ考えるのむちゃくちゃ楽しいですね!北斗くんとか今回は選びかねたのでまた機会があればブログとかで言及したいな〜